[ 2010年01月22日 ]

シュートアフターファウル解説

とあるサイトでファウルに関する問題を見つけました。一度、答えを考えてみてください。


問題、Aはドリブルインからシュート動作に入りました。ジャンプしたときには既にBがそのコースに入っており、Aは触れ合いを避けようと空中で態勢を変える努力をしましたが、結局、激しくBのトルソー(胴)に突き当たりました。Bは空中でしっかりとAのコースに入って守っており、その触れ合いはシュートのボールがAの手から離れた後に起こり、そのシュートは成功しました。ちなみにAチームのファウルは既に4回を超えている状況ですが、あなたならどのような判定を下しますか?


この場合は、Aのオフェンスチャージングのノーカウントと処理されがちですが、正しくはAのシュートカウントのAのファールとされ、チームファウルが5つ目なのでBのフリースローとなります。
 
その根拠として、ルールブックには下記の二つの条文が記載されています。
『14.3チームコントロールは、次のときに終わる。(3)プレイヤーが相手チームのバスケットにショットまたはフリースローをして、ボールがシューターの手から離れたとき。』
『15.2ショットの動作(2)・・・空中にいるシューターのシュートの動作は、ボールが手から離れたあと、そのプレイヤーの両足が床に触れるまでつづいているものとする。』


具体例に言うと、
①レイアップにいくために踏み切った。(シュート動作の開始)

②ボールが手からリリースされた。 (オフェンスコントロールの終了)

③もともと位置を占めていたディフェンスに対して空中で突っ込んだ。 (シュート動作は継続)

④シュートが入り着地した。(シュート動作も終了)


とてもややこしいですが、以上のことから繰り返しになりますがシュートカウントのオフェンス側のファウルとされ、チームファールが5つ以上の場合はディフェンス側のフリースローとなり、個人的には「シュートアフターファウル」と言ったりもします。
シュート動作でありながらボールコントロールが終了してしまうという条文の矛盾によって生じた特殊のルールですね。ですが、これを実際の試合で判定できた場合は、審判としての威厳を持てますね。


<参考文献>
SportsClick
書物:バスケットボール競技規則(2009~)

Theory-バスケ理論へ