宮城 「集合!!!」
「ハイ!!!!」
アップを終えた湘北メンバーが安西のもとに集まる。
安西、ニコリ。
「みんな、いい顔ですね。決勝リーグに向けて気合い十分ですか?」
桜木 「オウよ!! オヤジ!!!」
宮城 「もちろんです!!」
流川 「ジュウブン」
安西 「よろしい。では組み合わせを伝えます」
――決勝リーグの組み合わせ
一同 「ゴクリ……」
安西 「初戦は……」
桜木 (陵南!!!)
宮城 (陵南、来い!!!)
よほど週刊バスケットボールの扱いが気に入らなかったのか、
桜木&宮城は陵南との勝負を熱望している。
天崎 (どこなんだ…!?)
荒石 (海南か!? 一ノ瀬待ってろ)
1年生も期待と興奮で胸が高鳴る。
流川 (どこでもいい)
特に気にしない人間もいる。
安西 「陵南です」
――第一戦・陵南高校
桜木&宮城、ガッツポーズ。
「いよーーーっし!! 来たああ!!!!!!」
彩子 「陵南!!?」
晴子 「陵南……!!!???」
ギン!
流川 (仙道!)
天崎 「陵南。天才・仙道彰…」
荒石 「あのパワーセンターのところか」
安田 「いきなり陵南か…。最強の敵じゃないか……」
潮崎 「大事な初戦に…。ちょっと厳しい組み合わせだな」
ピク?
桜木 「コラー!! そこの2人、何言ってやがる!!!」
安田、潮崎 「え…!!?」 (桜木…)
桜木、腕組み仁王立ちで宣言する。
「今年は我らが湘北が全部倒すんだ!! そして雑誌に大写真つきで載る!
順番なんてどーでもいい!! 俺たちは全勝するんだ!!!」
ズイ
宮城が横に立つ。
「そうとも!! まずは陵南を叩いて雑誌に載る!!」
ガシ!! 2人、肩を組む。
「俺たちは強い!!!!!!!!」
彩子、ニコリ。 「フフ、理由はよく分からないけど、気合いは十分のようね」
晴子もニコリ。 「ホント、プレッシャーや緊張はないのかしら…」
彩子、ちょっと真面目な顔に。
「選抜から唯一メンバーが変わっていない陵南、今年の優勝候補の筆頭、
でもそんなのウチのメンバーには関係ないわ。肝は据わってる」
そして、宮城から質問。
「先生、その次は?」
安西、ニコリ。 「内緒です」
宮城 「え?」
安西 「第二戦以降のことは今は考える必要はない。まずは陵南です」
流川 (なるほど。確かに)
安西のメガネが光る。
「余計なことは考えなくていい。第一戦が最強の相手に決まった。
これを勝てば全国はグッと近づくでしょう。まずは初戦です」
宮城、大きくうなずく。 「よし!」
そして、メンバーに声をかける。
「第一戦、陵南!!! 絶対勝つぞ、お前ら!!!!!」
一同 「オウ!!!!!!!!!!!!!」
その頃、陵南高校。
越野 「湘北か」
植草 「去年の雪辱戦だな」
彦一 「初戦が湘北。なんかワクワクするで!」
田岡 「第二戦以降の相手は敢えて伝えない。まずはこの初戦に集中だ」
仙道、ニコリ。 「わかりました」
福田、静かにうなずく。
越野、メンバーに向かって声をかける。
「去年のリベンジだ!! 絶対勝とうぜ!!!」
「オウ!!!!!!」
こちらも気合い十分。
仙道 (桜木、流川、俺たちは死ぬほど練習したぞ。お前らも全開で来いよ)
面白いことに、海南&翔陽も、選手たちに第二戦以降の組み合わせを
伝えていなかった。
全チームが目の前の戦いに100%集中するプランをとっていた。
海南大附属。
神 「まずは翔陽か」
清田 「神奈川伝統の対決、楽しみッスね!」
高頭 「初戦は絶対に落とせないぞ。全力で行け」
「ハイ!!!!!!!!!」
翔陽高校。
伊藤 「絶対に全国へ行く。藤真さんたちの雪辱、俺たちが晴らすぞ!」
「オウ!!!!!!!!!!」
インターハイ神奈川県予選、決勝リーグ。
第一戦は、
湘北×陵南
海南×翔陽
に、決まった。
“日本一の激戦区”と称された、神奈川の四強決戦がいよいよ始まる。
桜木 「勝ーーーーーーーーーーつ!!!!!」