海南 2
緑風 0
海南、先制。
「先制点は海南だああーーーー!!!!!」
「今年は中のパワープレイもあるぞ!!!!」
緑風のキーマンである、センター・名高を押し込んでの一本だったが、
緑風メンバーには特に動揺はなかった。
名高 「へえ~、やるねえ」
沖田 「OK。次はウチの攻撃だ」
「ワクワク」という言葉がピッタリの笑顔で攻撃を開始する。
対する海南。
パンパン!!
神が手を叩く。 「よし! ディフェンス!!」
「オウ!!!」
神と清田が前列。
古田、城島、里崎のビッグマンが後列。
宮城 「ゾーンか。サイズがあるだけに手ごわそうだな」
安田 「緑風には三井さんの後輩のシューターがいるが…?」
「さあ、一本!!」
司令塔の海老名から、マイケル沖田へパスがわたる。
「来たぞ!! あのスラムダンカーだ!!」
「マイケル沖田! どんなプレイヤーなんだ!!?」
観衆が注目する。
流川 (どう攻める…?)
宮城 「相手はゾーンだぞ」
沖田 「行くぜ」
ダム!!!
「行った!!」 「ゾーンに向かってドライブだ!!!」
キュキュ!!
ビッグマンが囲む。
沖田 (おっと、高いね)
ビッ
沖田、ディフェンスに囲まれながらも、外に展開。
「おおお!! 上手い!!!!」
「仙道みたいだ!!!」
仙道 「ん?」 (そうか…?)
バッシイイ!!!
「!!!???」
このボールを清田が弾いた。
「うりゃ!!」
沖田 「!!?」
彦一 「なんやて!!?」
越野 「清田!」
清田、沖田のアウトレットパスをスティール。
沖田 (どこから飛んできた…!?)
「よっし!!ソッコー!!!」
清田、ボールを神に渡し、すかさずダッシュ。
「速い!!!」
「清田!!!」
清田 「ハイ!! 神さん!!!」
神 「行け! 信長!!」
神から前線の清田にボールが渡る。
緑風がディフェンスに戻る。
「清田を止めろ!!!」
そして、SGの克美とPGの海老名が清田を捕らえる。
が、
(最初の速攻、ディフェンスは2人…、牧さんなら…!!)
清田、2人のディフェンスに突っ込む。
「なに!!?」
「アイツ、一人で行く気だ!!!!」
清田 (これが新生・海南のPGだ!)
ダン!! 清田が跳ぶ!
「行ったあああーーーー!!!!」
ドッガアア!!!!!
『ピーーーーーーー!!!!!!!!』
海南 4
緑風 0
『ファウル!! バスケットカウント・ワンスロー!!!!!』
流川 「清田…!」
天崎 (なっ……!!)
清田、2人のディフェンスの上からワンハンドダンクを叩きこむ。
「うわああああーーーーー!!!!!」
「清田がやったあああーーーーー!!!!!」
仙道 「おお、信長クン」
宮城 「やるな……」
(まあ、魚住相手にダンクかますような奴だからな…)
清田 「どうだっっ!!」
『ワンショット』
「ふー」
清田、一呼吸ついて、シュート。
ザシュ!!!
海南 5
緑風 0
「おおお!! 決めた!!!」
「清田が決めた!!!」
清田 (フ、フリースロー1本で騒ぐな……!!!)
海南がリードを広げた。
沖田 「なるほど…」
(パスの時は、あの8番の位置を把握しておく必要があるな。
スピードと瞬発力は相当高い)
緑風、続く攻撃はインサイドを選択。
名高 「来い!!」
ボールはセンターの名高へ。
「今度はローポストで4番だ!!」
「緑風はゾーン相手に敢えて中を攻めるぞ!?」
沖田 「頼むぜ、名高」
名高 (まずは、どれだけのゾーンなのか見せてもらうぜ)
腕組みの仙道。 「少し見てみるつもりだな」
宮城、ニヤリ。 「チェックしてくれるのか、こりゃ助かるな」
ダム!!
名高、強引に中を攻める。
里崎が体を寄せる。
キュッ!!
名高、素早いターン。
「おお!!」 「速い!!!」
バシッッ!!
ムーブ中にボールがはたかれる。
名高 「なに…!?」
弾いたのは古田の右手だった。
「海南、またスティール!!!!」
彦一 「6番の古田さん、180後半のサイズを持ちながら頭脳的なプレーが得意」
越野 「今のは上手い」
「速攻!!!」 清田が再び走る。
「清田!!」
古田、すかさずボールを前線に放る
…と、見せて、ボールを止める。
目の前で緑風の選手が跳んでいた。
清田へのパスコースにも一人走っていた。
「チッ…」
仙道 「よく見てる」
彦一 「これや!! 冷静な判断!!」
そして、逆サイドの神にボールが出た。
「よし、一本行こう」
海南、ここで一旦スピードを緩める。
宮城 「次はセットオフェンスか。緩急つけてるな」
安田 「序盤の主導権を完全に握った感じだ」
彩子 「今年はスロースタートじゃないのかしら?」
トップの位置で清田がボールを保持。
マークはPGの海老名。
ダム!!!
清田、ドライブ。海老名を抜き去る。
海老名 (速え…!!!)
「行った!!」 「自ら切り込む!!」
「チェック!!」 緑風のインサイドがヘルプに出てくる。
ビッ
清田、ヘルプの裏にボールを出す。
ゴール下、里崎にボールが渡る。
「ナイスパーーーーッス!!!!」
里崎 「もらった!!」
バッシイイ!!!
マイケル沖田のブロック!!
「おおおおおおーーーーーーー!!!」
「マイケル来たああああーーーーー!!!!!」
「あの里崎をブロック!!!」
彦一 「沖田さん!! さすがや!」
仙道 「高いなあ」 (しかも速い)
が、ボールは再び海南。
ルーズボールを古田が拾う。
沖田 (おっと、運が悪い…)
「まだ海南ボール!!!」
「こぼれ球にも強い!」
すかさず、緑風ディフェンスが古田に襲い掛かる。
が、その瞬間、古田は冷静にさばく。
外へのパス。
「外だ!!!!」
ベンチの高頭、ニヤリ。 「よし」
ボールはスリーポイントラインで待つ神へ。
ノーマーク。
宮城 「いつの間にか、ああやってフリーになってんだよな…」
ザシュ!!!!
海南 8
緑風 0
「来たあああああーーーーーー!!!!」
「神のスリーーーー!!」
「清田のダンクに続いて神も来た!!! 海南、全開か!!」
高頭、扇子を取り出す。
「これでウチのペースだ」
海南、主導権獲得。