[ 2010年03月05日 ]

メンバーチェンジ理論

皆さんはメンバーチェンジをどのように捉えているでしょうか?
個人的には所属しているのが社会人のクラブチーム(サークル)なので、一番重要視するのはプレイイングタイムです。参加して頂いた全員に満足してもらうことは難しいですが、出場時間が極端に少ない時は、申しわけない気持ちでいっぱいです。しかし、参加率の低い選手や能力が低い選手をどの程度出せばいいのかはチームの方針もありますが、頭を悩ます時もあります。

今回はクラブチームに限らず一般的なチームにおけるメンバーチェンジのタイミングについて倉石平氏の「バスケットボールのコーチを始めるために」を参考に書かせていただきます。

ゲームの中でメンバーを交代することは流れやリズム、そして最終的には勝敗にまで大きな影響を及ぼします。また、選手のフラストレーションをためたりすることもあるので、コーチが選手を、また選手もコーチを事前に理解する必要があります。



<交代可能なタイミング>
基本的にはボールがデッドの時(時間が止まっている時)に交代することができます。
・ピリオドの間の休憩時間。

・タイムアウトの間。

・バイオレーションやファウルのデッド時。

・第4ピリオドの最後の二分間にシュートを入れられた後。

・相手が交代した時。

・最後のフリースローが成功した後。



<交代の理由>
・ゲームの流れ
ゲームの流れで勝敗が左右されることもあります。コーチは流れが悪い時には、タイムアウトを取り、流れを変える必要があります。
しかしタイムアウトには回数が限られているので、ベンチプレーヤーに流れを変えるためのポイント(オフェンスやディフェンスの変化、マークすべきプレイヤーなど)を伝えメンバーチェンジすることで流れを変えます。

・プレイヤーの調子
コーチのプランがいつも順調とは限りません。むしろ、いつも予想外のことが起こり、ゲームの最中で修正していくのが普通です。
しかし、時にはコンディションが悪かったり、体力の消耗が激しかったりして崩れてしまうこともあります。その場合は一時的にでもベンチに下げて、客観的にさせたりして状態を上向きに持っていきます。

・ファウルトラブル
特に前半にファウルがかさむと、プレーが消極的になってしまったり、逆にメンタルで崩れて無理をしてしまうことがあります。
終盤の局面でファウルゲームをする可能性まで考慮したら、第1ピリオドで2個、もしくは前半で3個ファウルをしてしまった場合は一度ベンチに下げる必要があります。

・怪我などの不測の事態
出血した時は必ず、また骨折や捻挫した時もメンバーチェンジします。
怪我をした時に一番動揺するのは、実は選手ではなく、その選手を軸にプランを立てていた場合はコーチであるとも言われています。
しかし、ネガティブな面は表情に出さず、プレイヤーを気づいながら次の展開を考えられるようにしましょう。


・メンタル
メンタルトレーニングをつんでいないプレイヤーは、ちょっとしたことでメンタル面から崩れてしまいます。すぐにカッとなっりわめいたり、ボールを占有したがったりします。
全てが悪いとは限りませんが、大体が間違えたプレイを選択することになります。
レフェリーにまで影響を及ぼしかねないので、一度ベンチにさげてクールダウンしましょう。

・戦術や戦略
イニシアティブを握るために、コーチは戦略を考えてプランを立てます。
各個人の能力を合わせて戦術を作るだけでなく、戦術にあったプレイヤーを起用することで、豊富なバリエーションで対応することができます。
また、例えば相手がファウルゲームで来たときにはフリースローの得意なプレイヤーを起用したり、相手がゾーンを敷いたらシューターを起用したりします。

・プレイタイム
高いパフォーマンスを期待して、体力の温存の為に下げることもあります。
また、ベンチプレーヤーの成長や能力をみるためにプレイタイムを与える必要もあります。中には調子がよいのに下げられたと思うプレイヤーもいますので、コミュニケーションやカリスマ性などが必要とされる部分でもあります。


<参考文献>
書物:バスケットボールのコーチを始めるために(倉石平)

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