現地時間4日の労使交渉ではオーナー側からバスケットボール関連収入(BRI)の分配方法で新たな提案が出されたものの、選手協会側は態度を硬化。交渉は決裂し、プレシーズンゲーム全試合の中止が発表された。

10/10までに協定締結という結論に達しない場合、11-12シーズンのレギュラーシーズン開幕から2週間内に予定されていた試合が中止となることも合わせて発表された。
今回オーナー側から提示された条件としては、BRIの分配率を50:50とするものだったが、選手協会側がこれを拒否。コミッショナーのデビッド・スターン氏、副コミッショナーのアダム・シルバー氏は交渉後会見に応じたが、不機嫌な様子で「これでは交渉を続けられない」とコメント。次回交渉の日程は現時点では決まっていない。
選手協会側は以前からBRIを53%に引き下げる案を提示(以前の協定では57%が選手協会に保障されていた)。この案が通れば今後6年で10億ドル(約766億円)の収入がオーナー側に入るとし、これ以上の引き下げには応じない構えをみせていた。
50:50という割合は双方にとってフェアなように聞こえる提案だが、選手協会側はリーグが既に総収入から3億5000万ドル(約289億円)の損失を差し引いているとして、平等な割合ではないと主張している。
選手協会会長のデレック・フィッシャーは「今日は協定締結の日にはならなかった。我々はお互いの意見の差を埋められると思っていたが、結果的に十分な差は埋まらなかった」とコメント。
事務局長のビリー・ハンター氏によれば、協会側の案では年間2億ドル(約153億円)もの補填が見込まれると主張。また「選手達はレギュラーシーズンに影響が出ることも覚悟している」と語り、徹底的に争う姿勢を強めた。
今後も協会側は地域会の開催を継続し、選手達に現状の説明、疑問に答えていく方針を示している。
今回の交渉に出席したコービー・ブライアントら海外への移籍を検討している選手達は、今後の去就を決断する時期に差し掛かっている。
このままでは裁判所に決定を委ねる可能性も出てくるが、連邦地方裁判所は、リーグが選手協会に対し不正労働行為の容疑で全国労働関係委員会に申し立てた訴訟に関する公聴会を11月2日に予定している。
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