4月某日
津久武高校
ザッ!
校門の前に立つ、湘北バスケ部。
宮城 「ついに来たぜ」
晴子 「いよいよですね」
彩子 「新生・湘北の初陣よ」
先頭の宮城。振り返ってコブシを握る。
「よーっし、お前ら!! 戦いの準備はできてるな!?」
ギン!
桜木 「トーゼン!!!」
ギン!
流川 「とっくに」
宮城 「ん? 2人だけか…?」
ビク!!
1年生たち (や、やばい…。雷が…!!)
宮城 「もう一度聞く…」
部員たちに、鋭い視線を向ける。
「戦いの準備はできてんのか!!!?」
1年 「ハ、ハイ!!!!!」
宮城 「よーーーーっし!!! 行くぞおお!!!!」
「オウ!!!!!!」
晴子、彩子、ニコリ。 「おー!!」
安西 「フム。行きましょう」
校庭の通路を歩き、体育館へと歩いていく。
そこに
「桜木さーーーん!!!!」
桜木 「ぬ?」
「お久しぶりです!! 湘北の皆さん!」
相田彦一登場。
桜木 「おー、彦一。お前も来てたのか」
ザワ…
1年 (陵南の制服だ…。陵南が来てるぞ…)
宮城 「ん? 今日の合同練習に陵南は入ってないだろ」
桜木 「なに? そーなのか? 何のようだ」
カチカチ!
彦一、ノートを取り出し、シャーペンをノックする。
「もちろんチェックですよ、チェック! 今日は新生・湘北の力を
じっくりと研究させてもらいまっせ!!!」
宮城 「偵察か。小ざかしい…」
桜木 「フン、見るのは勝手だが、ビビッて小便漏らすんじゃねえぞ」
彦一、ニコリ。 「ハイ! 楽しみにしてます!」
その頃
体育館では…
津久武高校の選手が試合の準備を行っていた。
2年生エース・南郷がハイテンションでイスを並べている。
「早く来い、湘北! さらにパワーアップした俺の力を見せてやる!」
若き指揮官・川崎は笑顔で眺めている。
「南郷、少しは落ち着け」
そして
ガラ……
体育館の扉が開く。
「チューーーーーーッス!!!!!!!!!!」
湘北高校、登場。
宮城 「行くぜ」
桜木 「天才登場」
流川 「………。」
天崎 (いよいよ試合だ…!!)
南郷 「来たな! 湘北!!」
桜木が返す。 「おお! メッシュ猿!」
南郷 「ああ!! ハルコちゃん!! 一緒にいるってことは、まさか…!!」
晴子 「…?」
南郷 「もしかして、湘北のマネージャーに!?」
晴子 「そ、そうですけど……」
南郷 「クゥゥ!!! 相変わらずカワイイ!!!」
晴子 「え…!?」
彩子 (また、わざわざ面倒な展開を……)
桜木 「コラアア!!! テメエ気安く話しかけんじゃねええ!!」
彩子 (ほら…)
ザワザワ……
1年 (なんだこれ…。折角の緊迫感が……)
宮城 「ふぅ…。最初の気合いが台無しだ」
川崎 「安西先生! わざわざお越しいただき、ありがとうございます!」
安西 「ホッホッホ、今日はよろしく」
かつて師弟関係だった2人が、夏以来の久々の再会。
川崎 「あれからウチも猛練習を積みました。今日は負けませんよ」
安西 「フム。お互い頑張りましょう」
ギュ! 固く握手を交わす2人。
宮城、周囲を見回す。 「もう一校は?」
隣の安田。 「まだ来てないのかな…」
彦一 「もう来てますよ。アップも終わってます」
宮城 「なに?」
ガチャ…
更衣室のドアが開く。
既にユニフォーム姿。
胸には「MIURADAI」の文字。
宮城 「三浦台…」
桜木 「また、アイツらか!!!」
中央に立つ、リーゼント頭の男。背番号4。
前に出て、宮城に声をかける。
「三浦台主将の城だ。去年は村雨の雑魚が出たせいで負けちまったが、
今年は違う。俺たちの学年は全国に行かせてもらうぜ」
宮城、ニヤリ。
「おもしれえじゃねえか。俺は湘北キャプテンの宮城だ。よろしくな」
城 「フッ、去年のゴリラとうって変わって、エライ小柄な主将だな」
ピク
宮城 「あ?」
城、ニヤリ。
「せいぜい頑張ってくれや。俺たちは海南以外には用事はねえんだ。
今日も、とっとと終わらせて帰らせてもらうぜ」
「……!!!?」
宮城、一歩前へ。 「オイ、なにが言いたいんだ?」
グイ!!
「リョータ!」 彩子が袖を引っ張る。
宮城 「アヤちゃん…」
彩子 「大事な試合よ。落ち着きなさい」
宮城 「ケッ、試合で吠え面かかせてやるからな。待ってろよ」
城 「そっちこそな」
彩子 「学年が変わってもチームカラーは全然変わってないわね…」
(むしろパワーアップしてるんじゃ……)
晴子、ふくれ顔。 「なんか、あの人たち、イヤ」
安田 「不安だな…。まともな試合になるんだろうか…」
潮崎 「大丈夫だよ、宮城もちゃんと抑えてたしさ」
角田 「でも、ウチには桜木もいるんだぞ…」
潮崎 「あ…」
安田 「あと、荒石も……」
潮崎 「………!!!!?」
なんとも不安げな空気の中、
三校合同の練習試合が間もなく始まる。
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湘北編
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引用「Kの部屋」