[ 2011年08月25日 ]

ランドリー・フィールズ(Landry Fields)


ランドリー・フィールズ(Landry Fields, 1986年6月27日 - )はアメリカ合衆国のバスケットボールプレイヤー。カリフォルニア州ロングビーチ出身。北米のプロバスケットボールリーグNBAのニューヨーク・ニックスに所属する。ポジションは、シューティングガードおよびスモールフォワード。身長201cm、体重95kg、背番号は「6」。



略歴
1988年にバスケットボールをプレイする両親の元に生まれる。(マイアミ大学でプレイしていた父親のスティーブ・フィールズはポートランド・トレイルブレイザーズにドラフト指名されたこともある。)アリゾナ大学やゴンザガ大学(往年の殿堂入り選手であるジョン・ストックトンの出身大学として有名)から熱心な勧誘を受けたが、地元カリフォルニア州の名門大学スタンフォード大学へ進学した。NBAにアーリーエントリーしたブルック・ロペスとロビン・ロペスとは大学の同期にあたる。

大学
1年目から平均14分の出場時間を獲得し、年々数字を伸ばしていった。最終学年になるころにはパック10(パシフィック10の略で、アメリカ西海岸にある大学10校でつくられるリーグ名)で最も優秀な選手の1人として認知されるようになる。最終学年では一試合平均で22点を記録した。



NBAドラフト
2010年のドラフトで2巡目全体39位でニューヨーク・ニックスに入団する。個人としての成績は悪くないものの、当時それはチームそのものが弱いのでフィールズの数字が相対的に大きいだけという見方が大勢であった。そのためNBAのドラフト前キャンプには招集されておらず(一般的にそれはNBA入りを目指す米国人選手にとって死刑宣告に等しいとされる)、他チームのスカウトは指名に驚きニックスのファンからも「ドラフトを無駄にした」と非難の声があがったほどであった。



NBA
ところがフィールズはサマーリーグやプレシーズンで目覚ましい活躍を見せ、開幕試合のスターティングメンバーの座を勝ち取る。2010年11月16日のデンバー・ナゲッツ戦でキャリアハイとなる21得点17リバウンドを記録し、2011年2月6日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で新しいキャリアハイとなる25得点を記録し、試合にも勝利した。その他に特筆すべきは2011年1月27日のマイアミ・ヒート戦で、相手チームエースのドウェイン・ウェイドをマークしながら19ポイント13リバウンドを記録して試合にも勝利。全米のバスケットボールファンにその名を知らしめた。その試合ではマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれている。
2010年の11月と12月に2ヶ月連続でイースタン・カンファレンスの月間最優秀新人選手賞を受賞するなど、新人賞候補のブレイク・グリフィンやジョン・ウォールほどではないものドラフト下位指名の新人選手としては異例の活躍をみせており、2011年に地元ロサンゼルスで開催されたオールスターゲームでは、ルーキーチームにも選出されている。

プレイスタイル
インサイドでもアウトサイドでもプレイできるロールプレイヤー。戦術理解度の高さと一連の流れの中から有効な方法を適宜選択する(いわゆる「バスケットボールIQが高い」)スタイルは「スタンフォード大学出身らしく知的」と評される。シュートセレクションもよく、FG成功率はリーグでも上位である。また、シューティング・ガードあるいはスモール・フォワードのポジションではサイズにややアドバンテージがある。(フィールズは身長のわりにウィングスパンが大きい)
一方弱点として、ボールハンドリングや俊敏性に関してはNBAでは平均程度だと指摘されている。



その他
フィールズは大学時代とNBAでプレイの質が大きく変化した選手であり、その点がスカウトの評価と実績の差の原因とされる。例えば大学時代はアイソレーションからの1オン1でボールを任されることが25%を越えていたがNBA入り後は10%以下である。また大学時代はドリブルからのジャンプシュートとパスを受けてのジャンプシュートが同じぐらいの割合であったが、NBA入りした後はパスを受けて直接打つほうが圧倒的に多い。3Pシュートに関しても、NBAの3Pラインは大学のそれよりも遠いところに設定されているにも関わらずNBA入り後のフィールズの3P成功率は大学4年間のどの年よりも高い。
大学時代は主にパワーフォワードとしてプレイしていた。
名門スタンフォード大学にあって学業成績も優秀であった。
熱狂的なニューヨーク・ニックスファン(通称ニッキチ)として有名な映画監督のスパイク・リーがフィールズのジャージを着て試合を観戦したこともある。
カーメロ・アンソニーのニックス移籍にあたってデンバー・ナゲッツはフィールズもトレード条件にしたとされる。(ニックスはこれを拒否しており、チームとして今後の彼に期待していることがわかると報道された。)

ニューヨークにあるスポーツグッズショップ"Modell's"において一日店員をしたことがある。そこでフィールズは自身の6番ジャージを客に激しくプッシュしたが、余り売れなかった模様。(とある女性客には「私はスパーズのファンなの」と言われるなど散々であった。)またその日はニューヨーク・ジェッツの背番号6ユニフォームを探している客に対して「マーク・サンチェスはきっとあなたにニックスのグッズも持っていてほしいと思っているよ」などとジョークをとばす一幕も見られた。(サンチェスはジェッツのスター選手でフィールズと同じ背番号6。同じカリフォルニア洲ロングビーチ出身でさらに同い年でもある)

受賞
2010年 パック10 ファーストチーム
2010年 パック10 オールアカデミック ファーストチーム
2010年 パック10 年間最優秀学業成績アスリート
2010年 NABC(全米コーチ協会)選出 オールディストリクト