[ 2010年01月09日 ]

スポーツビジョン理論

目には静止視力(いわゆる視力)以外に様々な視機能があり、そのほとんどが鍛えることにより向上させることができます。


<視機能>
・動体視力
動いている物を見る能力。前後の動きと左右の動きは別の部位が動くのでそれぞれ鍛える。バスケでは他のスポーツに比べ対象が大きく遅いので必要度は高くありません。
トレーニング方法、電車に乗ったときに、看板や駅名を眼で追うようにして外を眺め、はっきりを読み取れるようにします。最初は顔を動かしてもかまいませんが、慣れてきたら眼だけで追うようにして下さい。

・眼球運動
外眼筋で眼球を動かしています。動くものの中心に眼球の動きを合わせる追従運動と、いくつもの視標に素早く視線を飛ばす跳躍運動がある。必要度は高くありません。
トレーニング方法、カレンダーから20~30㎝離れたところから、日付を1→31,2→30,3→29の順に目を動かし、声を出して読上げるようにします。顔は動かさないように注意しましょう。

・深視力
遠近感や立体感を正しく把握する能力。主にポストマンへのパスの精度やリバウンドを取る時のボールの軌道が分かります。
トレーニング方法、カラーコーン(目標物)を前方に設置して、ボールを当たるように狙います。深視力が悪いとうまく当てることができません。

・瞬間視→周辺視野
瞬間的に見て多くの情報を認識する能力。瞬間的な情報記憶によって、その状況から自分の行動を素早く決定するために重要な能力です。最も重要な能力の一つ、狭いコートに10人の選手が動いているので、全体の動きを把握するためには瞬間で捉える必要があります。シュートの時は集中して一点を見る!それ以外は全体をぼんやり見る。
トレーニング方法、歩いているとき、急に後ろを振り返って、すぐに前に向き直ります。前を向きながらどんな建物があったかやどんな人がいたかなど、具体的な風景を思い出していきます。できるだけ色々なものを記憶するように心掛けながら実施して下さい。

・協応動作 眼でとらえた情報に手や足で素早く反応する能力。最も重要な能力の一つ、ディフェンスに最も効果が表れます。
トレーニング方法、指導者が瞬間的に左右の指を立てて、選手は指の本数を確認して奇数なら右へ、偶数なら左へダッシュするというように決めておきます。左2本右3本であれば、右へダッシュするということになります。体力トレーニングと複合的に実施することができ、工夫次第では色々なバリエーションが考えられます。


<参考文献>
バレーボールを考える

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