[ 2010年06月09日 ]

競技規則変更点(2010/06/09)

2010/6/9にJABBAが発表した競技規則の変更点です。

<第2条 コート>



2.4.6 スロー・イン・ライン(図1)
スロー・イン・ラインは,それぞれのハーフ・コートに,オフィシャルズ・テーブルから遠いほうのサイド・ラインにコートの外側に向かってサイド・ラインと直角に短いラインを描く.
(1) ラインを描く位置は,当該コートのこのラインのエンド・ラインから遠いほうの縁がエンド・ラインの内側の縁から8.325(m)の距離になるようにする(これは,スリー・ポイント・ラインの頂点の位置と一致するところである).
(2) ラインの長さは,サイド・ラインの外側の縁から15cmとする.



2.4.7 ノー・チャージ・セミサークル(図2)
ノー・チャージ・セミサークルとは,制限区域内に描かれた,次に示すラインをいう.
(1) バスケットの真下を中心とする円周の内側までが半径1.25mの半円と,その端をサイド・ラインと平行にエンド・ラインの内側の縁から1.2mの位置まで延長したライン(ラインの端はバックボードの表面の位置と一致する)
(2) エンド・ラインの内側の縁から半円の中心までの距離は1.575mとする.
ノー・チャージ・セミサークルのラインとバックボードの表面を床に投影した仮想的なラインの内側のエリアをノー・チャージ・セミサークル・エリアという.
ノー・チャージ・セミサークルのラインとバックボードの表面を床に投影した仮想的なラインは,ノー・チャージ・セミサークル・エリアには含まれない.


<第4条 チーム>
4.3 ユニフォーム

4.3.1 チーム・メンバーのユニフォームの規定は,次のとおりとする.
(3) シャツからはみ出してしまう上半身用および腕用のサポーター様のもの(パワー・サポーター,パワー・スリーヴなど,通常のサポーターも含む)を着用してもよいが,その場合はシャツと同様の色のものでなければならない.
(4) パンツの下にパンツより長いパンツ様のもの(アンダー・ガーメント,パワー・タイツなど)をはいてもよいが,その場合はパンツと同様の色のものでなければならない.
(5) パンツ様ではなくソックス様の下肢部のサポーター(パワー・サポーターなど,通常のサポーターも含む)を着用してもよいが,その場合はパンツと同様の色のものでなければならない.
同様に,ソックス様ではない大腿部のサポーター(パワー・サポーターなど,通常のサポーターも含む)を着用してもよいが,その場合もパンツと同様の色のものでなければならない.
また,これらを着用する場合は,下肢部のものは膝下までのもの,大腿部のものは膝上までのものでなければ認められない.
(6) テーピングを施した部位がシャツやパンツからはみ出してしまっている場合は,上記(3)~(5)のようなサポーターを用いて覆っておかなければならない.
これは,審判やスコアラーがユニフォームの色をはっきりと識別できるようにするためである.したがって,無色透明のテーピング・テープを用いた場合は,この限りではない.

4.4 そのほかの身につけるもの
4.4.2 プレイヤーは,ほかのプレイヤーに危険をもたらすものを着用してはならない.
(2) 次のものは身につけてもさしつかえない.
• 上腕,肩,大腿部や下肢の防具で,十分に表面を覆ってあるもの
• 無色透明なマウス・ガード(マウス・ピース)


<第8条 競技時間,同点と延長時限>
8.6 プレイのインタヴァルは,次のときに終わる.
(1) 第1ピリオドを始めるジャンプ・ボールで,トス・アップのボールが主審の手から離れたとき
(2) 第1ピリオド以外の各ピリオド(各延長時限も含む)を始めるスロー・インで,スロー・インをするプレイヤーにボールが与えられたとき


<第9条 ゲーム,ピリオドの開始と終了>
9.1 第1ピリオドは,ジャンプ・ボールでトス・アップのボールが主審の手から離れたときに始まる.

9.2 第1ピリオド以外の各ピリオド(各延長時限も含む)は,ピリオドを始めるためのスロー・インで,スロー・インをするプレイヤーにボールが与えられたときに始まる.


<第16条 ゴールと点数>
16.2.5 プレイヤーがボールを一度つかんでからショットをするためには,ゲーム・クロックの残りの競技時間が最低でも0.3秒以上を表示していなければならない.したがって,審判は,各ピリオド,各延長時限の終了間際で、ゲーム・クロックの残り時間がわずかになったときにスロー・インやフリースローでゲームが再開されるときは,次のように判断や処置がくだせるように備えておかなければならない.
(1) ゲーム・クロックの残り時間の表示が0.2秒あるいは0.1秒のときにスロー・インあるいはフリースローでゲームを再開するときは,スロー・インされたボールあるいはフリースローが不成功でリバウンドされたボールに対しては,コート内の攻撃側プレイヤーが直接タップあるいは直接ダンクをしなければ,そのショットによる得点は認めてはならない.
(2) ゲーム・クロックの残り時間の表示が0.3秒以上のときにスロー・インあるいはフリースローでゲームを再開するときは,スロー・インされたボールあるいはフリースローが不成功でリバウンドされたボールを攻撃側プレイヤーが一度つかんでも,すばやくショットをすればピリオドの終了の合図が鳴る前にそのボールが手から離れる可能性もあるので,審判は,そのショットのボールがピリオドの終了の合図が鳴る前にプレイヤーの手から離れていたかどうかをしっかりと確認して,得点を認めるかどうかの判定をくださなければならない.


<第17条 スロー・イン>
17.2.4 第4ピリオドまたは各延長時限の最後の2分間にタイム・アウトが認められ,タイム・アウトを認められたチームのバック・コートから,そのチーム(タイム・アウトが認められたチーム)にスロー・インのボールが与えられてゲームが再開される場合は,スロー・インは,そのチームのフロント・コートのスロー・イン・ラインの位置から行う.
① スロー・インのとき,バスケットの上方に向かって投げられたスロー・インのボールに,どちらかのチームのプレイヤーが,ボール全体がリングよりも高いところにあるときあるいはボールがリングの上にのっているときにバスケットの下から手を入れてそのボールに触れることはインタフェアである.
しかし,防御側プレイヤーがこのインタフェアを起こした場合でも,攻撃側チームには得点は与えられず,ゲームは,フリースロー・ラインの延長上からのスロー・インで再開される.
② スロー・インのとき,スロー・インされたボールがコート内のプレイヤーに触れる前にリングに触れた場合でも,24秒オペレイターは24秒計をリセットしてはならない.
ゲームは,そのままつづけられ,24秒計は,コート内のプレイヤーがボールに触れたときに動かし始められる.


<第18条 タイム・アウト (Time-out)>
① タイム・アウトの終わりに審判がプレイヤーにコートにもどるようにうながしたとき,審判の指示に従わずプレイヤーがなかなかコートにもどらない状況が起こってしまった場合,それはチームのコーチに責任があると考えられる.
不必要に時間がかかりすぎたと審判が判断したときは,そのチームのコーチにプレイヤーをコートにもどすようにくり返しうながす.
• プレイヤーをコートにもどすように審判からくり返しうながされたのに,プレイヤーがチーム・ベンチから出てこなかった場合は,審判は,そのチームにあらたなタイム・アウトを宣する.
• プレイヤーをコートにもどすように審判からくり返しうながされた結果プレイヤーがコートにもどってきた場合は,審判は,そのチームのコーチに一度注意・警告を与える.
そののち,ふたたび同じような状況が起こった場合には,審判は,そのチームにあらたなタイム・アウトを宣する.
あらたにタイム・アウトが宣せられたチームにタイム・アウトが残っていないときは,そのチームのコーチにテクニカル・ファウルが記録される.
このテクニカル・ファウルは“C”と記録される.


<第28条 8秒ルール (Eight seconds)>
28.1 8秒の制限
28.1.1 自チームのプレイヤーがバック・コート内でライブのボールをコントロールしたチームは,8秒以内に,ボール
をフロント・コートに進めなければならない.
このときの8秒は,次のときからかぞえ始められる.
(1) ボールをあらたにコントロールしたときは,自チームのプレイヤーがバック・コート内でボールをコントロールしたとき
(2) スロー・インのときは,スロー・インされたボールがバック・コート内のプレイヤーに触れたとき

28.1.2 ボールがフロント・コートに進められたとは,次のときをいう.
(1) どのプレイヤーにもコントロールされていないボール(パスやファンブルされたボールなど)がフロント・コートに触れたとき
(2) ボールがフロント・コートに両足を触れているそのチームのプレイヤー(攻撃側プレイヤー)に触れたとき
(3) ボールがフロント・コートに触れている相手チームのプレイヤー(防御側プレイヤー)に触れたとき
(4) ボールがフロント・コートに触れている審判に触れたとき
(5) ドリブルでボールをバック・コートからフロント・コートへ進めようとしているときは,ドリブラーの両足とボールがフロント・コートに触れたとき

28.1.3 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームと同じチームに引きつづきスロー・イン
のボールがバック・コートで与えられるときは,8秒は継続してかぞえられる.
(1) ボールがアウト・オブ・バウンズになったとき
(2) ボールをコントロールしているチームのプレイヤーの負傷などで審判がゲームを止めたとき
(3) ジャンプ・ボール・シチュエイションになったとき
(4) ダブル・ファウルが宣せられたとき
(5) 特別な処置をする場合の規定やファイティングの規定を適用し,罰則を相殺したり取り消したとき8秒が継続してかぞえられるときも,28.1.1-(2)と同様に,スロー・インされたボールがバック・コート内のプレイヤーに触れたときから残りの秒数をかぞえ始める.
① スロー・イン・ラインからスロー・インを行う場合には,ボールをフロント・コートに進めたことになるので,8秒の制限は終わる.


<第29条 24秒ルール (Twenty-four seconds)>
29.1 24秒の制限

29.1.1 自チームのプレイヤーがコート内でライブのボールをコントロールしたチームは,24秒以内にショットをしなければならない.
このときの24秒は,次のときからかぞえ始められる.
(1) チームがボールをあらたにコントロールしたときは,自チームのプレイヤーがコート内でボールをコントロールしたとき
(2) スロー・インのときは,スロー・インされたボールがコート内のプレイヤーに触れたとき
24秒以内にショットをするということは,24秒の合図が鳴る前にシューターの手からボールが離れていること,およびそのボールがバスケットに入るかリングに触れることをいう.

29.1.2 24秒の終わり近くにショットがなされ,そのボールが空中にある間に24秒の合図が鳴った場合は,次のように処置する.
(1) ボールがバスケットに入ったときは,ヴァイオレイションにはならず,得点が認められる.
ゲームは,通常のフィールド・ゴールのあとと同じ方法で再開される.
(2) ボールがリングに触れたときは,ボールがバスケットに入らなくてもヴァイオレイションにはならず,ゲームはそのままつづけられる.
(3) ボールがリングに触れなかったときは,24秒のヴァイオレイションとなる.
ただし,ボールがリングに触れなくても,リングに触れなかったそのボールを相手チームのプレイヤーが明らかに直接コントロールすることができると審判が判断した場合は,ヴァイオレイションを宣さずにゲームをそのままつづけてもよい.
ゴール・テンディングおよびインタフェアの規定は,24秒の合図が鳴ったあとでもすべて適用される.

29.2 24秒計の操作について

29.2.1 審判が次の理由でゲームを止めたとき
(1) ボールをコントロールしているチームの相手チームのファウルやヴァイオレイションを宣する.
(2) ボールをコントロールしているチームの相手チームに原因がある理由でゲームを止める.
(3) 審判がどちらのチームにも関係のない理由(プレイ中,ゲーム・クロックが動いているときに24秒計が誤ってリセットされてしまった場合も含む)でゲームを止める.
ゲームは,審判がゲームを止めたときにボールがあったところにもっとも近い位置からボールをコントロールしていたチームのスロー・インで再開される.

29.2.1.1 そのチームのバック・コートからスロー・インが行われる場合は,24秒計はリセットされる.
ただし,第50条50.3 が適用される場合は,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.

29.2.1.2 そのチームのフロント・コートからスロー・インが行われる場合は,24秒計は次のように操作する.
(1) 24秒計が表示している残りの秒数が14秒以上であるときには,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.
(2) 24秒計が表示している残りの秒数が13秒以下であるときには,24秒計は14秒にリセットする.
ただし,第50条50.3 が適用される場合は,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.
また,29.2.1-(2),(3)の場合で,24秒計をリセットすると相手チームが著しく不利になると審判が判断した場合は,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.

29.2.2 ボールがライブでゲーム・クロックが動いているときに24秒の合図が誤って鳴ってしまったときは,チーム・コントロールのあるなしにかかわらずその合図は無視され,プレイはそのままつづけられる.
この場合24秒計はリセットされ,その時点からあらたに24秒が認められる.
ただし,24秒の合図が鳴ったためにボールをコントロールしているチームが著しく不利になると判断した場合は,審判は,ゲームを止めてよい.このときは,24秒計の表示は審判がもっとも適正と思う残り時間に訂正し(原則として29.2.1 を適用する),ゲームは,審判がゲームを止めたときにボールがあったところにもっとも近い位置からボールをコントロールしていたチームのスロー・インで再開される.
① スロー・イン・ラインからスロー・インを行う場合にも,29.2.1.2 が適用される.
② アンスポーツマンライク・ファウル,テクニカル・ファウル,ディスクォリファイング・ファウルが宣せられて,オフィシャルズ・テーブルから遠いほうのセンター・ラインの位置でフリースロー・シューター側のプレイヤーにボールが与えられてスロー・インでゲームを再開する場合は,29.2.1 は適用されず,スロー・インをするチームにはあらたな24秒が与えられる.


<第50条 24秒計オペレイターの任務 (24-second operator : Duties)>
24秒計オペレイターは,次のように24秒計を操作する.

50.1 次のとき,すみやかに24秒計を動かし始める.
(1) チームがボールをあらたにコントロールしたときは,そのチームのプレイヤーがコート内でボールをコントロールしたとき
(2) スロー・インのときは,スロー・インされたボールがコート内のプレイヤーに触れたとき
コート内で相手チームがライブのボールをあらたにコントロールしたときは,すみやかに24秒計をリセットし,あらためて24秒をはかり始める.
相手チームのプレイヤーがボールに触れても,ボールをコントロールしているチームのチーム・コントロールが終わらないかぎり,24秒計は止めないしリセットもしない.
ショットによってボールのコントロールが終わっても,24秒の制限が終わらないうちにふたたび同じチームがそのボールをコントロールした場合は,24秒計は止めないしリセットもしない.

50.2 次のときには24秒計を止めてリセットし,何も表示しない.
(1) ボールをコントロールしているチームのファウルやヴァイオレイションを宣するために審判が笛を鳴らしたとき
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
(2) ボールがバスケットに入ったとき
(3) ボールが相手チームのバスケットのリングに触れたとき
ただし,ボールが直接バスケットにはさまったりのったりしてしまったときは除く(50.3-(3)参照).

50.3 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームに引きつづきスロー・インのボールが与えられるときは,24秒計は止めるがリセットはしない.
(1) ボールがアウト・オブ・バウンズになったとき
(2) ボールをコントロールしているチームのプレイヤーの負傷などで審判がゲームを止めたとき
(3) ジャンプ・ボール・シチュエイションになったとき
(4) ダブル・ファウルが宣せられたとき
(5) 特別な処置をする場合の規定やファイティングの規定を適用し,罰則を相殺したり取り消したとき

50.4 次のことが起こった結果それまでボールをコントロールしていたチームに引きつづきスロー・インのボールが与
えられるときは,以下のように24秒計を操作する.
(1) ボールをコントロールしているチームの相手チームのファウルやヴァイオレイションを宣する.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
(2) ボールをコントロールしているチームの相手チームに原因がある理由でゲームを止める.
(3) 審判がどちらのチームにも関係のない理由(プレイ中,ゲーム・クロックが動いているときに24秒計が誤ってリセットされてしまった場合も含む)でゲームを止める.

50.4.1 そのチームのバック・コートからのスロー・インでゲームが再開されるときは,24秒計を止めてリセットし,何も表示しない.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.

50.4.2 そのチームのフロント・コートからのスロー・インでゲームが再開されるときは
(1) 24秒計が表示している残りの秒数が14秒以上であるときには,24秒計は止めるがリセットはしない.
(2) 24秒計が表示している残りの秒数が13秒以下であるときには,24秒計は14秒にリセットする.
ただし,50.3 の場合は,24秒計を止めるがリセットはしない.
また,50.4-(2),(3)の場合で,24秒計をリセットすると相手チームが著しく不利になると審判が判断した場合は,24秒計をリセットせず24秒は継続してはかる.

50.5 ボールがデッドでゲーム・クロックが止められたとき,各ピリオド,各延長時限の残りが24秒あるいは14秒未満であらたに24秒のヴァイオレイションが成立する可能性が残っていない場合は,24秒表示装置の電源を切る.
24秒の合図は,ボールをコントロールしているチームが24秒以内にショットをすることができずに鳴った場合を除いて,ゲーム・クロックやゲームを止めるものではないし,ボールをデッドにするものでもない.


<第30条 ボールをバック・コートに返すこと (Ball returned to the backcourt)>
30.1 ボールをバック・コートに返すことの制限

30.1.1 ボールがバック・コートに返るとは,次のときをいう.
(1) フロント・コートに進められたボールがバック・コートに触れたとき
(2) フロント・コートに進められたボールがバック・コートに触れている攻撃側プレイヤーに触れたとき
(3) フロント・コートに進められたボールがバック・コートに触れている審判に触れたとき
30.1.2 ボールをコントロールしているチームは,「フロント・コートでそのチームのプレイヤーがボールに最後に触れてそのボールがバック・コートに返り,そのチームのプレイヤーが,バック・コートでそのボールに最初に触れたとき」に,ボールをバック・コートに返したことになる.
ボールをバック・コートに返すことの制限は,フロント・コートからのスロー・インにも適用される.
ただし,自チームのフロント・コート(相手チームのバック・コート)からジャンプして空中にいる間にあらたにボールをチーム・コントロールしたプレイヤーがそのボールを持ったまま自チームのバック・コートに着地した場合は,ボールをバック・コートに返すことの制限は適用されない.
① スロー・イン・ラインからスロー・インを行う場合にも,「ボールをバック・コートに返すことの制限」が適用される.
② ドリブラーがセンター・ラインをまたいだ状態でドリブルを終えても,ボールがフロント・コートに両足を触れているそのチームのプレイヤー(攻撃側プレイヤー)に触れていないので,まだボールをフロント・コートに進めたことにはならない.


<第33条 からだの触れ合い (Contact : General principle)>
33.10 ノー・チャージ・セミサークル・エリア
ノー・チャージ・セミサークル・エリアとは,積極的に攻撃して得点すること意図した攻撃側プレイヤーに対して「チャージングのファウルを宣してもらおう」として防御側プレイヤーがバスケットの近くで待ち伏せをするような
プレイを,チャージングかブロッキングかの判定について特別な規則を適用することによってゲームから排除するために,制限区域内に描かれたノー・チャージ・セミサークルおよびそれに付随する仮想的なラインによって区画された特別なエリアのことをいう(第2条2.4.7,図2参照).
ボールをコントロールしてバスケットに向かってドライヴした攻撃側プレイヤーが正当な防御の位置を占めた防御側プレイヤーのトルソー(胴体)に突き当たったとしても,その触れ合いが起こったときにその防御側プレイヤーがノー・チャージ・セミサークル・エリア内にいたときは,その攻撃側プレイヤーに対してチャージングが宣せられることはない.
この規則が適用される要件は以下のとおりである.
(1) ボールをコントロールしてバスケットに向かってドライヴした攻撃側プレイヤーが,ボールを持ってジャンプし,コートに描かれたノー・チャージ・セミサークルのラインを横切ること
(2) その攻撃側プレイヤーがショットあるいはパスをしようとすること
(3) ショットあるいはパスのボールがその攻撃側プレイヤーの手から離れる前にあるいは離れたあとに,床に下りる前または床に下りた勢いで防御側プレイヤーに突き当たって触れ合いを起こしてしまうこと
(4) その触れ合いが起こったときに,その攻撃側プレイヤーに突き当たられた防御側プレイヤーの両足がノー・チャージ・セミサークル・エリア内にあったこと
ただし,攻撃側プレイヤーが,手,腕,足,脚,そのほかのからだの一部を不当に使って触れ合いを起こした場合には,この規則は適用されず,通常の規則にしたがって判定がくだされる.
① 防御側プレイヤーに責任のある触れ合いについては,コートに位置にかかわらず,規則に従って判定しなければならない.
② ノー・チャージ・セミサークルのラインはノー・チャージ・セミサークル・エリアには含まれない.
③ 防御側プレイヤーがジャンプして空中にいるときも,この規則が適用される.
そのときの防御側プレイヤーの位置は,ジャンプする前に触れていた床の位置によってきめられる.
④ リバウンド・ボールを取ったプレイヤーが起こした触れ合いについては,ノー・チャージ・セミサークルの外からドライヴをしていないので,この規則は適用されない.
⑤ バックボードの裏側からノー・チャージ・セミサークル・エリアに向かってドライヴしたプレイヤーには,ノー・チャージ・セミサークルのラインを横切っていないので,この規則は適用されない.
⑥ ボールをコントロールしてバスケットに向かってドライヴした攻撃側プレイヤーが,ボールを持ってジャンプし,コートに描かれたノー・チャージ・セミサークルのラインを横切ってボールをパスしたとしても,自分の真うしろを追従してきたあるいは真うしろに位置する味方プレイヤーにパスをしたのちに防御側プレイヤーのトルソーに突き当たった場合は,この規則は適用されない.


<第36条 アンスポーツマンライク・ファウル (Unsportsmanlike foul)>
① 得点が接近しているゲームの終わり近くに,一方のチームがファウル・ゲームをしかけてきた場合は,審判は,その戦略の変化を感じ取り,ファウルの判定をくださなければならない.
すなわち,ボールを持っているプレイヤーやまさにボールを受け取ろうとしているプレイヤーに対する防御側プレイヤーの起こすゲーム・クロックを進めさせないようにするあるいはゲーム・クロックを止めようとする触れ合いについては,審判は,“アドヴァンテージ/ディスアドヴァンテージの考え方”を適用せずに,すみやかにパーソナル・ファウルを宣さなければならない.このような触れ合いは,アンスポーツマンライク・ファウルではない.
たとえば,この状況でスロー・インが行われるとき,スロー・インをするプレイヤーの手からボールが離れたあと(下記③参照),コート内でそのボールを受け取ろうとする攻撃側プレイヤーに対して防御側プレイヤーが起こした触れ合いについては,審判は,まだそのボールがコート内のプレイヤーに触れる前であったとしても,すみやかにパーソナル・ファウルを宣さなければならない.
ただし,その触れ合いが「ハード・コンタクト」の場合や、あきらかにボールを無視している場合は,審判は,その触れ合いに対してアンスポーツマンライク・ファウルあるいは場合によってはディスクォリファイング・ファウルを宣さなければならない.
② 上記①の場合でも,防御側プレイヤーの起こすゲーム・クロックを進めさせないようにするあるいはゲーム・クロックを止めようとする触れ合いが,スロー・インのボールとはまったく関係のない位置で起こった場合や通常のバスケットボールのプレイとはまったく関係のない位置で起こった場合は,審判は,その触れ合いに対してすみやかにアンスポーツマンライク・ファウルを宣さなければならない.
③ 第4ピリオドまたは各延長時限の最後の2分間にスロー・インが行われるとき,スロー・インをするプレイヤーの手からボールが離れる前に防御側プレイヤーがパーソナル・ファウルを起こした場合は,そのファウルはアンスポーツマンライク・ファウルである.


<第44条 処置の訂正>
44.3.3 規則で定められたフリースロー・シューター以外のプレイヤーがフリースローを行っていた場合は,そのフリースローは取り消される.
ゲームは,そのフリースローの1投目のボールがそのフリースロー・シューターの手から離れたのちフリースローが終わるまでの間に誤りに気がついた場合はフリースロー・ラインの延長上の位置から,フリースローが終わってゲームが再開されてしまったあとに誤りに気がついた場合は審判がゲームを止めたときにボールがあったところにもっとも近い位置からの,相手チームのスロー・インによって再開される.
ただし,そのフリースローの1投目のボールがそのフリースロー・シューターの手から離れる前に誤りに気がついた場合は,正しいフリースロー・シューターにフリースローをさせてゲームを再開する.
また,当該のフリースローのほかにフリースローやスロー・インなどの罰則がある場合には,その罰則を適用してゲームを再開する.

以上

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