[ 2010年08月31日 ]

[FIBA]WC8/31(DAY4)予選試合結果



7 C Russia 72 - 66 Cote d'Ivoire
7 D New Zealand 108 - 76 Lebanon
8 C Puerto Rico 84 - 76 China
8 D France 68 - 63 Canada
9 C Greece 65 - 76 Turkey
9 D Spain 73 - 76 Lithuania



世界選手権開幕から3連勝とし、まず第一の関門である予選を突破したアメリカ代表だが、現地30日に行われたブラジル代表との試合で、チームの問題点がハッキリと露呈された。

2008年の北京オリンピック代表と、現在の代表チームとの1番の違いは、ベンチ陣の層の厚さにある。
北京ではドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)やクリス・ボッシュ(ヒート)でさえも、時にはベンチ出場を余儀なくされたが、誰がプレイしようと、それだけで局面を変えられる選手が揃っていた。



今回の代表メンバー見ると、若さ、そして国際試合での経験不足からなのか、FIBAルールに対応しきれていない選手が多い。実際にブラジル戦では、ディフェンスが勝負の鍵を握ると判断したマイク・シャシェフスキーHCが、緊迫した場面で信頼を寄せられないベンチ陣を下げ、先発メンバーを後半の大半でプレイさせることを決断した。

結果的に逃げ切ったチームUSAだったが、更に争いが激しくなる決勝トーナメントでは、こうした弱点は勝敗に大きく関わってくる。
幸いにも予選2試合(イラン戦、チュニジア戦)を残しているため、まだ国際試合に慣れていない若手を中心に起用し、少しでも自信を植え付けさせることが急務とされている。



最年長のチャウンシー・ビラップス(デンバー・ナゲッツ)は、「緊張していたのかどうかはわからないけれど、ブラジル戦でのプレイは、過去何戦かとは違っていた。まだ試合に慣れるチャンスはあるし、次の試合ではきっと良いプレイをみせてくれるはず」とコメントしている。

シャシェフスキーHCは、「我々は全員が合流してから、まだ数週間しか経っていない。とにかくショットが入らない以上、相手が素晴らしいディフェンスをしてきたら、勝ち目はない。今日の試合でそれがわかっただけでも収穫だ」と、ブラジル戦後に語っていた。

シャシェフスキーHCは、ブラジル戦の前半に選手交代を行ったが、ブラジルのピックアンドロールに苦しんだ控え選手を見て、慌てて先発のケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)、デリック・ローズ(シカゴ・ブルズ)、ラマー・オドム(ロサンゼルス・レイカーズ)、アンドレ・イグドーラ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、そしてビラップスをコートに戻した。

超接戦となった試合について、北京代表チームでプレイしたレブロン・ジェイムス(ヒート)は、試合後にツイッターで、「アメリカ vs. ブラジルは物凄い試合だったね。とにかく、このままアメリカに勝ち続けてもらいたい」という書き込みをアップしていた。

決勝トーナメントで安心して試合を見るためには、確実にベンチ選手の成長が必要。イグドーラも、「あと2試合で、何らかの変化を起こす必要がある。チーム全員に出場時間を与えて、まずは国際試合でプレイ出来る自信をつけさせるべきだ。エリミネーションラウンドでは、絶対に個人個人の自信が必要になる」と、問題の改善案を提案している。

NBAルールとの違いの差は、特にトラベリングをコールされているところ等に顕著に表れているとされ、国際試合独特のルールへの対応に、チームUSAの若手達は苦しんでいるようだ。
ブラジル代表のリーアンドロ・バルボサ(トロント・ラプターズ)は、「アメリカは若い選手が多いし、世界選手権も初出場の選手が大半だ。これはNBAの試合とは違うからね。その点は、俺達の方がアドバンテージを握っていると思う」と語っている。


北京五輪代表チームは、国際試合での経験を持ってオリンピックに臨んだため、難なくFIBAルールでの試合にも順応出来ていた。

悲願の世界選手権優勝のためには、まずは若手に場慣れさせることが重要と言えるだろう。

ビラップスは、「俺達は、これまでのチームUSAが残してきたように、大差で勝つとか、そういう類いのことは頭に持ってはいけない。そんなことは考えず、まずは勝利することが最も重要なことなんだ。色んなことを悩むのは、全ての試合に勝ってからだ」と、勝ち方ではなく、勝利を優先する姿勢を強調している。

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