[ 2010年08月17日 ]

#140(選抜編)……アイツだったら…

愛和 47 
海南 36


牧が決め、諸星が返す。両キャプテンがチームを引っ張る。


そして、海南の攻撃。


ここもやはり、牧紳一だった。




ダム!!!  高速ペネトレイト!


「うわああああ!!!牧、速ええええええ!!!!!」


愛和ディフェンスが囲む。

が、牧は止まらない。


バス!!!


「うおおおおおお!!! すげええええ!!!!」

「牧が止まらなくなってきたぞ!!! すげえドライブだ!!」



観客席、魚住がニヤリ。
「アイツらしくなってきたな。牧がガンガン攻めてこそ海南だ。
そもそもスロースターターだ。ここからが本当の牧だぞ」

赤木が続く。
「ああ。牧が本調子になれば、攻撃は機能するだろうな。
あとはディフェンスだ。諸星大をどう防ぐ?」



愛和 47
海南 38


愛和の反撃。


諸星をチェックするのは清田だ。



清田 (落ち着こう。牧さんがああ言ったんだ……)


――――――――――冷静になれ

――――――――――お前なら絶対に勝てる

――――――――――お前の力はこんなものじゃない




ダム!!

諸星、カットイン!


「諸星、行ったーーーー!!!!」



清田、全速力でマーク。抜かせない。


「おおお!!? 清田が抜かせない!!!」


諸星、一度外にボールを戻す。 (コイツ、スピードは本当にスゴイな…)


そしてアウトサイドに出てきた。再びボールを受け取る。

「たいした身体能力だな。オレのマークを任されるだけはある」



清田、腰を落とす。 (いける…! スピードならオレが上だ)


ダム…

ダム…


諸星、ゆっくりとドリブル。

「だが、バスケは身体能力だけが能じゃないぜ。大舞台では経験がモノを言うんだ」


スッ


「なにぃ!!!??」


なんと! 諸星、虚をつくスリーポイント





バシイイ!!!!!!!


しかし、これを清田、ブロック!!!


「えええええええええ!!!!!??????」

「あのシュートに反応しやがった!!!」

「清田!!! 諸星をブロックだ!!!」



諸星、呆然。 「なんだと……!?」


ボールは武藤が拾った。海南ボールに。



清田、ニヤリ。

「打つと思ったぜ。アイツだったら絶対打ってくるからな。」

(忘れてるぜ、とか言いながらよ)



赤木も驚いている。
「1年の清田が、百戦錬磨の諸星大のプレーを読んだというのか?」

三井、ニヤリ。
「はは~ん、ウチの無愛想の攻撃を模範にしたか? 夏と冬の県大で2度戦ってる
からな。得点を稼ぎまくってるヤツのパターンみたいなものが分かるのかもな」



清田のスーパーブロックから海南の攻撃へ。

ここで、キャプテン・牧が再び魅せる。




『ビビーーーーーーーーーーーー!!!!!!』

『白6番!!! バスケットカウントワンスローーーーー!!!!!』




「来たーーーーー!!! バスカン!!!!!!!」

「牧、3連続ゴールだ!!!!」



ザシュ!!

「OK!!! さすが牧さん!!!」

「ナイス!! 牧さん!!」

フリースローも冷静に決め、これで点差は6点に。



「海南、追い詰めてきたぞ!! 尻上がりに牧がノッてきてる!」

「しかも清田のスーパーブロックだ!!! さっきのはちょっとスゲエぞ!!」



ここで高頭が叫ぶ。 「当たれ!!!!!!」


海南、ゾーンプレス!!


「おおおおおお!!!? ここで当たってきた!!!」

「海南、ここが勝負のポイントと見たか!!?」



ボールマンに対し、牧と清田のダブルチーム。


キュ!! キュッ!!!

牧が強烈にプレッシャーをかける!!



諸星が叫ぶ。 「前に出せ!!! 8秒になっちまう!!!」

※オフェンス側は、8秒以内にボールをセンターラインより前に運ばなければならない



「くそっ!!」 愛和、思い切ってボールを前へ。




しかし!


「甘ーーーーーーーーーーーい!!!!!!」


バシイイイイ!!!!!

目の前の清田がこのボールに反応した。



彦一、驚愕。 「ウソや!!!」

弥生も同じ顔。 「す……、すごい…」

三井も驚く。 「ちょっ……、マジかよ」


諸星、目を見開く。 「またアイツかっ!!」



牧、ニヤリ。

「まだまだ。これで終わりじゃねえぜ? ウチの清田は本当にスゲエからよ」


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選抜編
目次

引用「Kの部屋」

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