大手町一家によるプレイヤーの為のバスケットボール理論ブログ

[ 2010年07月30日 ]

#118(選抜編)……先輩の言葉

4thクォーター開始。


翔陽 47
陵南 45



「さあ!第4クォーターだ!!」

「点差は2点!!全然分からないぞ!!」



翔陽は4ファウルの2人をまだコートに送り出さない。


陵南は、仙道を中心に攻撃を展開する。


ダム!


仙道のカットイン。


伊藤と藤真が2人でチェックする。


仙道はボールを外へ。


越野に渡る。 ベースライン沿いでボールをキャッチ。


「越野だ!! 3点か!?」



長谷川が前に出てきた。


(中が空いた!) 越野、ボールを中へ。




そこには仙道。カットインの後、ゴール下でポジションをとっていた。


すかさず背後に花形が来る。 (来い、仙道)



しかし、仙道は冷静に花形の後ろにボールを差し出す。



受け取った福田がフリーでシュート。



バス!


「おおおおお!!! 福田だあああ!!」

「キレイにゴール下を決めてきた!!」

「仙道が中外自在に動き回っているぞ!!」



観客席の牧が苦笑い。
「ゴール下でもポイントガードみたいなことをしやがる」



これで同点。


試合は振り出しに戻った。



翔陽の反撃。



やはり、藤真にはダブルチーム。越野と植草で抑えに行く。


藤真は伊藤へボールを展開。


(打ってみろ) 陵南はココをあえて空ける。伊藤はフリーだ。


花形が叫ぶ。 「打て!伊藤」



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3rdクォーター後のインターバル


藤真が伊藤、山田に指示を出す。
「俺にはダブルチームで来ているから、お前らはフリーになる。
思い切ってシュートを打つんだ。ここで躊躇したら陵南の思うツボだぞ」

伊藤、山田、うつむいている。
「藤真さん……」

花形が2人の肩を叩いた。
「外れてもいい。翔陽のゴール下は誰だと思ってるんだ?
俺たちが拾ってやるからシュートを打て」

長谷川も無言でうなずいた。


伊藤と山田は目を合わせた。

「よし」


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(先輩たちがきっと拾ってくれる!)


伊藤のスリーポイント。


「9番(伊藤)が打った!!! 3点だ!!!」


田岡がニヤリ。
「入るかな?」



ガン!!!



リングに嫌われた。


「あああ! 入らない!!」

「やっぱり流れは陵南なのか!?」



「よし」 田岡がコブシを握ろうとしたその時……






ドガ!!!!!



花形のリバウンドダンクが炸裂!!!



「おおおおおおおおおお!!!!! 花形来たーーーーーー!!!」

「リバウンドを直接ぶち込んだああああ!!!!!」


藤真が声をかける。 「ナイス!花形!!!」

伊藤もホッとした表情。 「花形さん…!」


花形が叫んだ。
「全部拾ってやる! ドンドン打っていけ!!」




「さすがに強いな……」 仙道、苦笑い。




しかし、陵南もキッチリ得点を奪い返す。


仙道がディフェンスを引き付けて福田へ。

福田、一度ブロックされるも、自らボールを拾い、再びシュート。

これを決めて陵南に2点が加算される。


彦一、立ち上がる「スゴイで! さすがはフクさんや!!」


花形がボールを拾う。 
「しぶとい男だな。ムリヤリねじ込んできやがる…」



翔陽、ハイポストの花形にボールを入れてから外に展開。


再び伊藤がフリーで受け取る。


(また打ってくるか?) 今度は、越野が伊藤をチェック。


伊藤はすかさず藤真に戻す。


越野が離れたため、藤真と植草、1対1。



ダム!



「藤真、抜いた!! 今度はドライブだ!!」


そしてシュートへ。


福田が出てきた。ブロックに跳ぶ。

「おおお!福田、高けええええ!!」



スッ


藤真、福田をあざ笑うかのようなパス。ゴール下の花形へ。



「上手い!!!」


花形にボールが入る。


仙道がチェック。


「花形VS仙道!!!」


しかし、花形は勝負に行かない。


仙道の裏にパスを出す。



長谷川に渡った。


バス!!!!



「おおおおおお!!!! 今度は翔陽がインサイドを崩した!!」

「仙道をおびき寄せてのパスだ!!」



観客席の赤木。
「伊藤が3点を打ちにいくようになってから、陵南の守備が崩れだしたな。
さすがに翔陽の連携は抜群だ。冷静にパスをつないで攻めてくる」



これまでのロースコアが嘘かのように、4thクォーターは互いに
点を取り合う形になった。


試合は拮抗したまま進んでいく。


「膠着状態だな。どちらも大きなリードが奪えない」

「どっちが試合を動かすんだ?」




残り5分。


翔陽 58
陵南 56


翔陽2点リード。



そして、ここから試合は大きく動くこととなる。




藤真がベンチに声をかける。

「タイムを取ってくれ!」



「っし!」 永野と高野が立ち上がった。


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選抜編
目次

引用「Kの部屋」

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