[ 2010年07月29日 ]

#102(選抜編)……追い風のブザー

残り時間1分20秒

湘北 101
海南 102


2点差→同点→2点差と続いていた試合の均衡が破られた。

神のスリーポイントによって。



海南の攻撃。


牧がボールを持っている。

ゾーンディフェンスの先頭にいる三井がチェックする。


牧はドリブルでキープしている。時計を進める。


ダム


ダム


ダム




三井が再び読む。 (次で来る。右だ)



24秒タイマー、残り10秒



ダム!



牧のカットイン。





と見せかけて右に来た!



(読みどおり!) 三井がコースに入る。


牧をストップ。


「読んだ!!!」

「牧のフェイントにかからなかった!!!」


牧、驚く。 (なんで引っかからないんだ!?)



24秒タイマーが残り6秒になった。


「ああああ、時間がなくなっていく!!」



「ちっ…」 牧、左45度の神に展開。



神には、安田がベッタリとつく。 「打たせるもんか」


「よーーっし!いいぞヤス!!」

「絶対打たせるな!!思い切りくっつけ!!」


牧が叫んだ。
「神!! 打て!! 時間がない!!!」



(くそ…) 神、無理やりシュートに。


そのとき


安田の後ろから



桜木が跳んできた!



「くらええ!!ハエたたきーーーーーーーーーーー!!!!!!」



「桜木!!」 神、シュートを止める。



清田が呼ぶ。 「神さん、こっちだ!!!!」


神から清田にボールが渡った。




―――――神を空けるな



桜木、これをほうっておく。 「打てや! 野猿!!!」



「んだと!? 赤毛猿!!!」 清田がミドルシュートを放つ。





ガン!!




外れた。



「あああああ!!!!外れた!!!」

「清田、シュート失敗!!」


清田、頭を抱える。 「しまった……!!!」


コートサイドの藤真がニコリ。 「若いな」




リバウンドは



バシイ!!



流川が取った。


三井が叫ぶ。 「流川!! ナイスリバン!!」


残り時間57秒。1点を追いかける湘北にボールが渡った。



「うおおおおおお!!!!!攻撃失敗!!!」

「延長に入って初めてじゃないか!?」

「湘北に逆転のチャンスだ!!」



観客席の赤木。
「三井のストップだな。あれが大きかった。牧は時間を消費してから
ドライブに行ったのが裏目に出たな」

木暮が握りコブシ。
「三井……。あの牧を翻弄している…」


武石中組は涙が止まらない。

「三っちゃん、すげえよ。牧と互角以上の勝負をしてる…」

「ここまで来たら勝ってくれ、三っちゃん!」



仙道がニコリ。
「そして桜木のブロックだ。あの不可解な動き、読めねえぜ」



湘北の攻撃。


三井がボールを運ぶ。 
「さあ一本だ!! この攻撃で逆転だぞ!!」



「調子に乗るな!」 そこに牧の手が伸びる。



ビシイ!!!



ボールがはじかれた。


「ああああ!!!牧のカットだあ!!!!」

「帝王、抜け目なし!!!!」



「よし!」 牧が追いかける。


が、ボールは外へ。


アウト・オブ・バウンズで湘北ボール。


「あああああ!!!!惜しい!!!」

「湘北、助かったああああ!!!」



コートサイドの藤真。
「あれが海南ボールにならないってことは、流れは湘北だな」

田岡も同じ考えだ。
「神の3点で流れは海南に行くはずだった。しかし、湘北のディフェンスが
流れを呼び込んだか。三井寿、ビッグプレイだったな」



そして、湘北にさらなる追い風をもたらすブザー。



『ビビーーーーーー!!!』



『メンバーチェンジ!!! 湘北!!!』




宮城がコートに入ってくる。


「宮城だ!!!!」

「キャプテン宮城が復活だ!!!!」



彩子が声をかける。
「リョータ!最後の勝負よ!!牧を倒してきな」

宮城、振り向いて親指を立てる。
「承知!」



残り50秒。



湘北は延長に入って初めてベストメンバーになった。


そして、逆転のチャンスを迎えた。


しかも、流れを持ってきて。



宮城が大声を出す。
「おらああ、お前ら!!ここで湘北の意地を見せろよ!!!」

桜木が叫ぶ。
「勝ーーーーーーーーーーーーつ!!!!!!」




残り時間 50秒

湘北 101
海南 102


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選抜編
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引用「Kの部屋」

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