準決勝。
海南VS湘北。
夏の予選で激闘を繰り広げた両校の再戦である。
湘北控え室。
安西がスタメンを告げる。
「先発は、宮城君、安田君、三井君、流川君、そして桜木君です」
桜木ニヤリ。
「ふっふっふ、先発か。いきなり天才を投入して、早めに
勝負を決めようってことだな、オヤジ」
安西が笑う。
「ほっほっほ、頼もしいですね。ただ桜木君にはリミットがある。
途中で必ず交代するので、角田君は常に準備をしておくこと」
角田、気持ちを引き締める。
「ハイ!」
安西が続ける。
「三井君、もしこの試合に負けたらキミはこれが最後になってしまう。
それでいいですか? 悔いは残りませんか?」
「!!!?」 一同、三井の顔を見る。
三井が返した。
「いえ、もう一度全国で戦いたいです。これで引退にはしません」
宮城がニヤリ。
「そうだな、三井サンの大学推薦のためにも頑張らないとな」
「そういう意味じゃねえよ!!」 三井が突っ込む。
桜木も笑う。
「もう学力では大学に入れねえからな。カッカッカ!」
「て、てめえに言われたかねぇんだよ!」 三井、憤慨。
安西が冷静に続けた。
「ほっほっほ、大学はさておき、これを最後にしたくないのは私も同じです。
このメンバーでもっと戦いたい。キミ達と一緒に再び日本一を目指したい。
山王を破った君たちならできる。もう一度全国へ行きましょう」
「ハイ!!!!」
控え室が、程よい緊張と興奮に包まれた。
そして、宮城がキャプテンらしく締める。
「おっし、あれやるか」
全員が輪になった。
「俺たちは強い!!!!!!」
海南控え室。
高頭が選手の前に立っている。
「お前ら、全国2位で満足か?」
「!?」 海南メンバーの目つきが変わった。
高頭が続ける。
「昨年は全国ベスト4、今年の夏は準優勝。分かるな?
これがラストチャンスだ。もう目指す地点は一つしかない」
「ハイ!!」
牧がみんなに告げる。
「ここで負けるわけには行かない。あと一歩だったんだ。
夏の悔しさを思い出せ。今回は最後まで勝つぞ」
高頭が忠告。
「赤木が抜けたからって、湘北をなめるな。山王を破ったチームだぞ」
強い視線で牧が返す。 「当然です」
他のメンバーも牧と同じ顔をしている。
高等、扇子。
「はっはっは、いらぬ忠告だったな。もう言うことはない。
全力を尽くして、湘北を倒して来い!」
「オウ!!!!!」
試合会場。
観客は今か今かと試合を待っている。
「さあ準決勝だ!!!4強の激突だ!!」
「今日はすげえ試合になるぞ!!」
赤木と木暮が見ている。横には魚住と池上がいる。
赤木が木暮に話しかける。
「なんだこの感覚は…。自分の試合より緊張する」
木暮が笑う。
「はっはっは。俺たちはどうすることもできないからな。
試合に出たほうがよっぽど気が楽かもしれないな」
魚住と池上も緊張しているようだ。
「頼むぞ、仙道」
そして、両校登場!
「おおおおおおおおお!!!!出てきた!!!」
「海南だ!!」
「牧ーー!頼むぞ!!今度こそ日本一だぞ!!!」
「湘北だ!!」
「頑張れ湘北!!歴史を変えろ!!!」
スターティングメンバーがコートに入った。
審判がボールを持っている。 『赤、湘北。 白、海南で行きます!』
桜木と高砂がセンターサークルに入った。
残りの8人がサークルを囲う。
「うわあああ!!いよいよだ!!!」
「海南対湘北!!!」
審判がボールをトス。
桜木と高砂が跳んだ。
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選抜編
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引用「Kの部屋」