[ 2010年06月30日 ]

#49(国体編)……桜木爆発!

試合が終わった。


勝利したのは秋田選抜。

勝負を決めたのは、やはり中軸の3人だった。

深津のスティール。沢北のリバウンド。河田のダンクシュート。



挨拶を終えた両軍メンバー。

互いに握手を交わす。



沢北が流川に話し掛けた。
「これで1勝1敗、選抜で決着だ。俺たちと当たるまで負けるんじゃねえぞ」

流川。
「フン…」 (あたりめーだ)


そして、仙道にも声をかけた。
「3度目の勝負はいつだ? 今度は直接マッチアップしてやるよ」

仙道ちょっと微笑む。
「フッ、お手柔らかにな」


神奈川ベンチから彦一がボーっと見ている。
「ホンマに一度対決しとったんや…。沢北さんも覚えてはる…」



秋田ベンチ。
牧が、神奈川キャプテンとして試合後の挨拶に来ている。


堂本監督が牧と握手
「牧君、今日はいい経験をさせたもらったよ。ありがとう」

牧が返す。
「ありがとうございました。こちらこそ勉強させてもらいました」

堂本が笑う。
「今は、仙道君と流川君が海南に入らなかったことに感謝しているよ。
ウチの全国制覇の数が一気に減るところだった…」


牧は少し微笑んで、神奈川ベンチに帰っていった。



観客席。

赤木が分析している。
「最後はリバウンドか…。王者らしからぬ必死のプレーだったな」

桜木がつぶやいている。
「リバウンド……」

安西が笑う。
「ほっほっほ、桜木君。君がいれば最後の場面は違う結末を迎えていたかもしれないね。
リバウンドというのは、本当に大事なプレーなんだ。よく分かったでしょう」

桜木がつぶやく。
「リバウンドを制する者はゲームを制す!」

それを見て、赤木が笑う。
「はっはっは、その通りだ桜木。ゴール下は戦場、これからはお前が制すんだ!」

桜木、思わず体に力が入る。
「ゴリ…」



その時、コートから桜木を呼ぶ声。


「オイ!!!赤坊主!!」


呼んだのは沢北だった。横には河田もいる。

「早くケガ治せよ!!もう一度勝負だ!全国で待ってるぞ!!!」


桜木が元気よく返した。
「オウよ!!待ってろヤマオー軍団!!神奈川選抜のカタキはこの桜木がとる!!!」



「別にお前がとらなくていーよ」 三井、宮城、流川が突っ込んだ。



神奈川ベンチ。

高頭が選手全員と握手を交わした。そしてひと言。

「いいプレーだった。いいチームだった。だが、これからは再び敵に戻る。
この国体の経験をみんな生かしてくれ。選抜でもいい試合をしよう」


「ハイ!!!」



そして


各自、ロッカールームに戻っていく。


帰り際、仙道が観客席の桜木を呼んだ。
「お~い桜木ィ、もう一度勝負しようぜ。早く帰って来いよォ」

桜木、返す。
「お前は俺が倒す!!!待ってやがれ!!」



「ちきしょう…」 桜木の体が震えている。興奮を抑えきれない。


そして、安西を襲撃!


タプ タプ タプ タプ タプ!!!!

「オヤジーーーーー!!!バスケがしてええぞおおおおおーーー!!!!!」



晴子と洋平たちは嬉しそうに、元気な桜木を見ていた。


その時!


「ハッ!!!」 洋平が気づいた。

「今日の敗因が分かった…。」



「む?」 観客席のみんなが洋平に注目した。


洋平が続けた。

「高宮が、パチンコで勝ち運を使っちまったからだ」



「俺!?」

「高宮か!!!?」

「パチンコだと!?そんなものに大事な勝ち運を!!!」

「許せん!!!制裁だ!!」


逃げる高宮。 追う神奈川応援団。


桜木は笑って見ていた。




神奈川選抜 スタッツ(※P=得点、R=リバウンド、A=アシスト)

④牧     10P   8R 7A
⑤藤真    0P   0R  0A
⑥高砂    0P   0R  0A
⑦三井    3P   0R  1A
⑧花形    8P  15R  1A
⑨長谷川   0P   0R  0A
⑩神     24P   4R  2A
⑪宮城    0P   1R  2A
⑫仙道   21P  10R 10A
⑬福田    0P   0R  0A
⑭清田    0P   1R  1A
⑮流川   32P   8R  4A





こうして、神奈川の闘いは終わった。


だが


国体はまだ終わっていない。


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序章&国体編
目次

引用「Kの部屋」

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