[ 2010年06月05日 ]

フリーランスオフェンスファンダメンタル

今回はフリーランスオフェンスです。
相手がマンツーマンディフェンスでも、ゾーンディフェンスでも基本的には一緒です。ゾーンディフェンスの場合は、今回の項目にプラスしてゾーンオフェンス編で記載します。

そもそもフリーランスオフェンスとは、セットオフェンス(ハーフコートオフェンス)の時に、ナンバープレーのように決まった動きをするのではなく、一定のコンセンサス(意思)のもと、他のプレイヤーの動きを利用して、攻めるオフェンスことです。
フリーオフェンスと言っても、各自が自由に動き回るわけではありません。


<フリーランスオフェンスの前提>
前提と呼んでしまうと、少々縛り過ぎですが、最低限共有して欲しい概念です。

1、シュートセレクション
少しでもゴールの確率が高いシュートを選択します。
よりリングに近い位置で、また、ディフェンスがタイトな状況よりもノーマークの状態でシュートします。
自分の状態だけではなく、オフェンスリバウンドやセーフティ、さらには、残り時間や点差を意識してシュートセレクションします。また、味方のプレイヤーの長所や短所を把握する必要があります。

2、ターンオーバー
ターンオーバーはトランジションが早いので、そのまま失点に繋がります。よって、ターンオーバを減らすために、個々のファンダメンタルを強化します。
ボールハンドリングの練習をして、キープ力を上達させます。
また、パスの正確性も強化し、常にボールを動かして、良いシュートセレクションが出来るようにします。

3、オフボールマン
ボールマンのキープ力同様にオフボールマン(ボールを持っていないプレイヤー)の動きも大切になります。
パスを出したらカットする。オフボールマン同士でスクリーンをかけるなどして、オープンになるようパッサー、スクリナー、カッターが協力します。
また、ボールをもらう時にはミートするなどしてディフェンスを崩します。


<フリーランスオフェンスの統一すべきルール

メンバーに合わせたチームごとのルール作りが好ましいですが、基本的に通用するフリーオフェンスのルールです。

1、ファーストポジション
5対5のタイトナンバーの場合は、チームに従った隊形を形成します。
基本的には1-3-1の隊形が最もオーソドックスです。

2、3回のパス
アウトサイドでシュートを撃つ場合は、最低3回はパスを、うち1回はポストにパスをします。
ただし、ワイドオープンの時、オフェンスリバウンドが準備している時、残り時間との兼ね合い、絶対的なシューターであるなどの場合は、その限りではありません。

3、シュート時の動き
シューターを含め、全員がオフェンスリバウンドかセーフティマンとなります。
ボールを目で追うだけのプレイヤーがいないようにします。


<アウトサイドマンのルール
1、スペーシング
隣同士のプレーヤーの理想的なスペーシングは5m前後です。近すぎず離れすぎず、いかなるディフェンスでも適度なスペースを確保します。

2、ハイポストの利用
どのようなディフェンスに対しても、常にハイポストエリアにプレーヤーを動かします。ただし、ハイポストでは2秒までしか留まらず、ボールが入らなければ、違う場所にカットして、他のプレイヤーが再度ハイポストを狙います。

3、ボール保持者のルール
ゴールへフェイスアップしてトリプルスレットから選択します。
ポストへのパスを狙います。
アウトサイドシュートは、ポストへ一度入れてから狙います。
ドライブは3、回パスしてから狙います。
基本的には、2秒以上ボールを保持せず、みんなでボールをシェアします。


<ポストマンのルール>
1、シュートレンジでプレーする
ポストマンはシュートが打てる距離内でプレーします。

2、ハイポストのルール
ハイポストでは3秒以上とどまらず、主にローポストに移動します。
ハイポストでボールを受けたら、まずバスケットに正対し、頭上にボールを構えてローポストを見ます。
ローポストにパスが出来ない場合は、ボールが来た反対サイドにパスします。
ハイポストにボールが入った時に空いていれば、シュートやドライブを狙います。
アウトサイドマンにパスした後、ハイポストはローポストに向かいます。

3、ローポストのルール
ボールを受けたら、まずシュートを考えます。
基本的には、アウトサイドマンにスクリーンするために、プレータイムの75%はヘルプサイド(ボールの反対サイド)にいます。


<フリーランスオフェンスの原型>
1、タンデムポストオフェンス(ハイローポストセットアップ)
トップに1人、両ウイングに1人ずつ、ハイポに1人、ローポストに1人配置した、1-3-1隊形のオフェンス。
基本的には、自分のポジション以外はあまり動かないオフェンスです。

2、ダブルポストオフェンス
アウトサイドに3人、ハイポスト付近に2人配置した、2-3隊形のオフェンスです。
アウトサイドマンはポジションチェンジ、ウィーブパス&ゴーを狙います。
ポストマンはハイポストからローポストへ自由に動きます。

3、トリプルポストオフェンス
アウトサイドに2人、ハイポストに1人、ローポストに2人配置した、2-1-2隊形のオフェンスです。


以上が、フリーランスオフェンスです。
次回はゾーンオフェンスについて記載します。

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