[ 2010年01月25日 ]

ディフェンスファンダメンタル(ポイント)

ディフェンスは、オフェンスと比べると能力に頼る部分が少なく、誰でもがグッドディフェンダーになれる可能性を持っているものです。しかし、ただ漠然とディフェンスに取り組んでも、決して上達していくものではありません。オンボールディフェンスをメインに、上達のために心掛けてもらいたい、強化のためのキーワードを紹介します。
※アイシン精機・鈴木貴美一氏の記事引用


<ディフェンスファンダメンタルのポイント>
・アティテュード(Attitude)
何もディフェンスだけに限ったことではありませんが、取り組む姿勢や意欲といったことが、その成否や向上の度合いに大きく影響してきます。また、試合で頑張ることはもちろん大切なことなのですが、試合でだけ頑張っても、いい結果が出るわけではありません。日頃の練習から努力を惜しまず、真摯な姿勢で取り組んでいくことが、何よりも重要なのです。

・メンタルタフネス(Mental Toughness)
ディフェンスにおいては、攻撃を仕掛けてくる相手の動き一つひとつに、忠実に対応していかなければなりません。このように、基本的に受動的なディフェンスを頑張り続けるためには、技術的な面ももちろんですが、強い精神力と集中力が必要です。「辛いディフェンスを頑張ることで勝利が得られる」ことを理解し、最後まで頑張り通す決心をして臨みましょう。ただ、現実は辛いだけでもありません。ディフェンスの成功を経験することで、辛いはずのディフェンスも楽しく感じられるようになるはずです。

・インテリジェンス(Intelligence)
基本的に受動的な動きだからこそ、より効果的な守り方の知識を得て、技術を的確に利用していくことが重要です。知識を得、経験を積み重ねていくことは、状況を瞬時に、かつ正確に判断し、相手の動きを予測する能力へとつながっていきます。身体だけでなく、頭脳もフル回転させて取り組みましょう。

・アンティシペーション(Anticipation)
受動的とはいえ、ただ単に相手の動きを追っていくのではなく、相手の動きをあらかじめ予測した上で、その動きに対応していくことが成功のポイントです。常に相手チームやマークマンの状況を観察しながら、その動きを予測し、備えておきましょう。

・ビジョン&トーク(Vision&Talk)
正しい判断を導くためには、多くの情報が必要です。そのためには視野を広くとることが重要なポイントとなります。また、眼では得られない情報を得るためには、チームメイトとのコミュニケーションが大切です。チームメイトと必要な声を掛け合うことは、情報交換のためだけではなく、互いのプレーの連携をスムーズにし、オフェンスに対してプレッシャーを与えることにもつながります。

・ノーギャンブル(No Gambling)
戦術的に、積極的に相手のボールを奪いに出ることはありますが、基本的にボールを奪い取ろうと狙い過ぎることは、賭けの要素が大きく、相手のイージーチャンスを増やしてしまうことにつながります。個人においても、チーム全体としても、ボールを奪うこと自体よりも、ディフェンスのバランスを崩さないことを中心に考えてプレーすることが、相手にプレッシャーを与えつづけるポイントとなります。

・コンフィデンス(Confidence)
中途半端なディフェンスほど、オフェンスにとって楽なものはありません。抜かれることを恐れず、相手にプレッシャーを与え続ける最大の努力をしましょう。コート上には4人のチームメイトがおり、カバー(ヘルプ)の態勢も整えてくれているはずです。自らが最大限の努力をした上で、仲間を信頼することがチームプレーです。


<参考文献>
ベースボール・マガジン社

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