
マグジー・ボーグス(本名、タイロン・ボーグス(Tyrone Curtis "Muggsy" Bogues 1965年1月9日- )は、メリーランド州ボルチモア出身のアメリカの元バスケットボール選手。ポイントガードとしてNBAで14シーズン5つのチームでプレイした。シャーロット・ホーネッツでの活躍が最も有名である。現在、同じシャーロットにあるWNBAのシャーロット・スティングのヘッドコーチを務めている。彼はNBA史上最も小さい選手であり、160cm、62kgだった。
<高校時代・大学時代>
彼はボルチモアのダンバーハイスクールでプレイした。チームメートにはNBA選手となるデビッド・ウィンゲート、レジー・ウィリアムス、レジー・ルイスがいた。同校からNBAプレイヤーとなった選手には他にサム・キャセールがいる。その後ウェイクフォレスト大学に進学し、3年次に1試合平均11.3得点、8.4アシスト、3.1スティールをマーク、4年次には14.8得点、9.5アシスト、3.8リバウンド、3.9スティールをマークした。
1986年に行われたバスケットボール世界選手権に、ショーン・エリオット、アーメン・ギリアム、トム・ハモンズ、スティーブ・カー、デリック・マッキー、デビッド・ロビンソン、ロニー・サイカリー、ブライアン・ショウ、チャールズ・スミス、ケニー・スミスらと共にアメリカ代表に選ばれ金メダルを獲得している。
<ワシントン・ブレッツ>
ボーグスは1987年のNBAドラフトで全体の12番目でワシントン・ブレッツに指名された。この年のドラフトはタレントが豊富で他に指名された選手には、デビッド・ロビンソン、レジー・ミラー、スコッティ・ピッペン、ケビン・ジョンソンなどがいた。ルーキーシーズン、ボーグスは当時のNBA史上最も背の高かった身長231cmのビッグマン、マヌート・ボルと共にプレイした。彼ら二人は雑誌の表紙に3回登場している。
<シャーロット・ホーネッツ>
1988-89シーズンからマイアミ・ヒートとシャーロット・ホーネッツがNBAに加入することになり、在籍していたブレッツのポイントガードは弱点であったにも関わらずプロテクトから漏れたボーグスは1988年6月22日に行われたエクスパンション・ドラフトでホーネッツに指名された。ボーグスはパスだけでなく、スティールでも活躍した。低身長を武器に彼はコート内で最も速い選手の1人として活躍した。
ボーグスは10年間ホーネッツでプレイ、アロンゾ・モーニング、ラリー・ジョンソンとともに、NBAでも有数の人気チームとしてチームをプレイオフに導いた。彼やチームメートのレプリカジャージーはアメリカ中の子供達に着られるようになった。キャリア最高の平均得点は11.2得点にしか過ぎないが、ホーネッツ史上最も人気のある選手となっている。また、彼は未だに多くのチーム記録(プレイタイム19,768分、5,557アシスト、1,067スティール、1,118ターンオーバー、1試合あたり8,7927アシスト、48分あたり13.4933アシスト)を持っている。1試合19アシストの記録も持っていたがこれは2007年11月7日にクリス・ポールによって塗り替えられた。ホーネッツ在籍中の1996年、ボーグスは身長213cmのビッグマン、パトリック・ユーイングのシュートをブロックしている。
<ゴールデンステート・ウォリアーズ>
1997-98シーズン、2ゲームプレイした後、ボーグスはB・J・アームストロングとの交換でゴールデンステート・ウォリアーズに移籍した。
<トロント・ラプターズほか>
そして2シーズンプレイした後、フリーエージェントとなりトロント・ラプターズへ移籍した。その後ニューヨーク・ニックス、ダラス・マーベリックスへと移籍したが、この2チームでは1試合もプレイしなかった。
<引退後>
NBAを引退後、2005年8月3日、コーチ経験がなかったにもかかわらずアメリカの女子リーグであるWNBAのシャーロット・スティングのヘッドコーチとなった。チームには彼より背の低い選手はいない。
<その他>
・1996年、マイケル・ジョーダンが出演している映画スペースジャムに出演。チャールズ・バークレー、ショーン・ブラッドリー、ラリー・ジョンソン、パトリック・ユーイングと共に悪いモンスターに能力を盗まれた5人のNBA選手の1人として出演した。